「手づくり太陽電池」のコーナー
 エルガは、世界の未電化地域の人々が自立したスタイルで、安価に太陽光発電を利用できることを願い、国際NGO「ソ−ラ−ネット」とともに、活動しています。
このコーナーは、そのために集めた品々を、皆さんにシェア−して頂くことを目的としています。

A. 太陽電池セット
 これまでのセルがなくなったので、新たに台湾から125ミリ角のセルを輸入しています。出力は40Wに上がりました。仕様はこちら。それを元にして、組立部材のセットを作りました。内容はこちら
基本的には、下記のラミネ−タが必要ですが、すでにラミネ−タをお持ちの方にも、このセットは活用いただけるものと思います。また、セルの単品売りも可能です。
海外支援を検討しているNGOの方、障害者の自立のための仕事づくりとしてお考えの方、価格に関してはご相談下さい。

販 売 価 格
27,600円/セット  (部材費 16,000円、部材カット調整費 4,000円
手数料 6,000円、消費税 1,300円) 送料別
2010年8月5日より価格変更
セル単品価格
1/2セル 450円/1枚 (10枚最低ロッド)送料別 2010年8月5日より価格変更
   1/4セル 250円/1枚 (10枚最低ロッド)送料別   


旧P07セル 168円/1枚 (残り少量)
     セルの出力特性はこちら   



手作り太陽電池 仕様書
40Wクラス
本太陽電池は、講習会等を通して一般の方々が製作するものです。従いまして、仕上がりの状態、出力等にばらつきがあります。下記の電気的な仕様値は、任意に選んだものの計測値です。さほど大きな違いはないと思いますが、性能を保証するものではない事をご了解下さい。
単結晶5インチセル 1/2サイズ 34枚
白板強化ガラス
アルマイト処理アルミフレーム採用
最適動作電圧  17.62V
最適動作電流 2.234A
開放電圧   20.89V
短絡電流   2.452A
最大電力   39.4W
寸法(mm) 536×627×35
質量     4Kg



B. My.PV教室
太陽電池の作り方は、ソ−ラ−ネットの出版した「手作り太陽電池」にあります。しかし、簡単と言っても、何ごとも「百聞は一見にしかず」。一度か二度、作ってみれば、あー、こんなに簡単に!と納得が行きます。作業は、セルをハンダ付し、形を整えて、ガラスと圧着します。ハンダは初めてと言う方も大丈夫。お一人でも対応いたしますが、5人程度のグループを組んでいただけると、割安になります。
一日(10:00-17:00)の作業となります。

市民共同発電所としてお仲間と、卒業記念にお友達と、小型の太陽電池を安く手に入れたい時などに、自分だけの太陽電池を作ってみましょう。工業高校等への出前も、対応致します。

価格(税込)
  1.太陽電池....27,600円/一枚
   
  2.指導料+諸雑費......31,500円/1日 1グループ(5人程度を前提にしています)




C. ラミネーター
 ラミネ−タ−は、太陽電池セルと硝子を熱圧着させる機械です。前掲書「手づくり太陽電池」では、文字どおり、一から加工して行く方法が示されています。しかし、それではちょっと加工が大変なので、本体をアルミの鋳物で作りました。125角の1/2セルを使った太陽電池のサイズまで、製作可能です。



大きさ 820×760×130(h)
有効加熱面寸法 700×600
本体重量 約70kg (ポンプ、温度調節器含まず)
価 格























1,044,750円 (税込・送料別)
(2009年9月1日より真空ポンプ廃盤にともないポンプが替わります。そのため価格改定しました)

◎注文を頂いてからのの製作となりますので、お待たせすることもあります。又、勝手ながら共同購入となりますので、お支払いは数がまとまった時点での前金とさせて頂きます。



◎部材のみ希望の方は、御相談下さい。


右写真を大きく見たい。クリック!



D.手作り太陽電池で、新しい電化のプロジェクトを考えてみませんか?
 手作り太陽電池は、これまでの電源開発と全く違う電化事業を、途上国において可能にします。教育機関と共同し、あるいはマイクロクレジットを活用する事で、大きなお金をもたない、本当に電力を必要としている人々が自分たちで、電力をつくり出す事ができます。ここではNGOのケースを考えていますが、国の単位でも同様に事業をすすめる事が可能です。
例えば、まずはじめの一年目に、一台のラミネーターを大学に設置します。10 名の技術研修スタッフが、200 枚の40W クラスの太陽電池を製作します。これは81W の小型家庭用太陽電池システム100 件分です。これは、設置研修をかねて、販売・設置します。
次の年には、10 名の技術者が存在する事になります。彼らが、各地で小さな工房を開きます。この費用は、以下のようになります。(10 箇所の工房が開設できれば、各資材コストは、20 から30%削減が見込まれます)ので、現在の16000 円の部材費を12000 円と家庭する。資金はマイクロクレジット等を活用します。

ラミネーター: 78 万円×10 台=780 万円(5 年での返却を仮定すると、156,000 円/年・台)
太陽電池の部材代: 12,000 円×200 枚×11 ヶ所=2,640 万円
コントローラー等の利用機器: 7,500 円×100 組×11 所=825 万円
2 年目にかかる費用 総計4,245 万円

これにより、2 年目には、2,200 件の家に明かりがつきます。100 人の仕事が生まれます。(一ヶ所に10 名の雇用が生まれるとして)
80W のシステムを45,000 円(原価24,000 円+7,500 円)で販売します。
すると、135 万円の粗利が一ヶ所の工房にもたらされます。

毎年、大学のメインセンターから10 名の技術者が生まれるとすると、数年の間に、一国の電化は、大きく進んで行く事になります。新しい仕事も生まれて行きます。

ここで資材費を安くして行くためには、各地の工房が共同で購入する必要があります。技術と原価の公開が原則となります。この組織作りこそが、次の社会を開くための、私達の宿題だと思っています。




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